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手作りパンの大事典

某パン教室では捏ねすぎると生地が傷むと言われました。これについてどう思われますか?


Question:
私は某パン教室に通っていたのですが、それなりにおいしいパンが焼けています。
そこでの指導で、なるべく捏ねない!をいつも指導されていて、触り方もすごくソフトでした。
 
なるべく力をいれずに転がすようにこねて、たたきかたもふんわりと落とす程度のたたき方。
ここでの指導もかなり最初は衝撃でしたけど、今ではこのやりかたで定着していました。

まだ、今回購入したレシピで作っていないので、どんなパンができるかドキドキしています。
まだ指定されていた小麦粉を購入していないので・・・ 
ちなみに通っていた教室では、捏ねすぎたり力をいれたりすると、
生地が傷むといわれていました(粉の量が少ないため)
この点についてどう考えられますでしょう?
 

Answer:
何事も人間は擬人化して物事を考えがちで
叩く、引っ張る、こすりつけるなど
 
人間が人間に対して行った場合「痛そうだなー」
なんて思うことが、パンにとって傷めつけているとは限らないのです。
 
発酵過多のパン生地に対して、やさしくガスを包み込んで扱うなどの行為は
反対に痛めつける結果となってしまいます。
 
大切な事は、作りたいパンの味に向うに当たって
どのような扱いをすれば適切かどうかちゃんと理解したうえで、
人間にとっては痛そうなことでもやらなきゃいけないことがあります。
 
子育てと一緒でしょうね。
時には叱ることも重要です。
 

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