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フランスパン(バゲット)の作り方 | 自宅で学べるパン講座 パンレシピナビ

家庭用オーブンで直火焼きを再現する方法

フランスパンの気泡が改善しない原因を読んでいただいて
いかに家庭用オーブンがフランスパンを焼くのに適していないかは理解できたはずです。
 
 
では、家庭用オーブンではフランスパンは焼けないのでしょうか?
 
 
そんなことはありません。家庭用オーブンでも美味しいフランスパンを焼くことは可能です。
 
しかしながらいくつかの知識と工夫が必要です。
また、ある程度そろえた方が良い道具もあります。
 
 
まずオーブンの下火についてです。
 
家庭用オーブンは底床に生地を置いて焼けるようにはなっていませんので
まず備え付けの天板を使用する必要があります。

オーブンによってはピザを焼く専用の天板(縁が折れ曲がっていないもの)があります。
ピザ用天板のほうがフランスパンを焼くのに向いています。

それら天板をオーブンの余熱時にあらかじめオーブンの中に入れておき
天板を温めておきます。

余熱が終了して、パン生地をオーブンに入れる際にあらかじめ
熱しておいた天板の上に生地を置きます。
 
このようにすることでベーカリーと同じような直火焼きを再現することが可能です。
 
お手本動画です。
  

 
私が講座初期に提案していたフランスパンの焼き方です。
 
 
しかしながら熱い天板を取り出して、パン生地をその上に移し
再びオーブンの中に入れるのはやけどの恐れもあり危険です。
 
 
それに手早く行わないとせっかく温めた天板も熱が下がってしまい、うまく膨らまない場合もあります。
 
 
熱した天板に生地をすばやく移すことが出来る道具がこちらです。
 
スリップボードと呼ばれる製品です。
残念ながら菓子・製パン材料メーカーさんの製品ではありませんので非売品です。


 
ちなみにその道具を使用して私の生徒さんがパン生地(フランスパンではありませんが)を移している様子をご覧ください。
 

 
このようなものを自分で作るとやりやすいです。
 
私は生徒様のお知り合いの職人さんに作ってもらいました。

おかげさまでパンレシピの生徒様の間ではなくてはならない手作りパン道具となりました。

数は量産できませんが、欲しい方はこちらからご注文ください。
 
また、もう一つ使える道具があります。私も愛用している道具です。
 
 
魔法の銅板でフランスパンを焼く方法
 
 

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