1May
「パン教室を始めたいけど、まだ自信がないです…」
技術に自信がなくてまだ教室を始めるのに決心がつかず、迷われている方がとても多くて
そのような悩みを打ち明けられることが後を絶ちません。
ところが、そう言われる方ほどもう十分練習を重ね技術を持っておられます。
では彼ら、彼女らはいったいどうすれば良いのでしょうか?
次は何を学べばよいのでしょうか?
技術とは磨けば磨くほど自信を持てなくなってしまうものである
これ私の持論です。
技術職、専門職とは知れば知るほど、経験年数が増えるほど物事の奥の深さを知る羽目になります(知ることが出来ます)。
そして他の方の技術・実力をより正確に判断できるようになります。
上には上がいることを知ることになります。
ここで多くの場合、さらに上を目指すか
自分には無理だとあきらめてしまうかのどちらかではないでしょうか。
一流への道とは険しく果てしないものです。
ではそもそも「先生」とは一流でないとなってはいけないものなのか?
私はこれについて「断じてNO」と言いたいです。
それは私自身が一流でないから言っているのではありません。
その理由は二つあります。
そもそも一流の人なんて求められていない。
もし今あなたが上手にスケートを滑れるようになりたいな♪
なんて思ったとします。
そこであなたは浅田真央ちゃんに教えを請いに行きますでしょうか。
イナバウアーが出来るようになるまで荒川静香さんの元に通いますか。
仮にあなたに途方もない度胸があって彼女たちからスケートを教えてもらえる環境が出来たとして
果たしてあなたはスケートを上手に滑れるようになるでしょうか?
トリプルルッツが出来るようになるでしょうか。
臆病な私なら、緊張してあれこれ考えが回り練習にすらならないでしょう。
相手の圧倒的な実力に翻弄され、もはや
「私にはスケートなんて無理ぽ」なんて気持ちになる自信満々です(笑)
私たちの「成長意欲」は私たち自身が理解している以上にナイーブです。
目の前で圧倒的な実力を見せつけられるとたちまちやる気は失われてしまうのです。
ところが反対に、教えてくれる人のほうが意外と大したことないときに
やる気が湧いちゃったりした経験ってありませんか?
私たちは
目の前の課題に対して「今はまだ難しいけどなんとか頑張ったら到達できるレベルだ!」
と理解できたときに一層やる気が高まる傾向があるのです。
なのでもし、相手の成長を願うのであれば
圧倒的な実力である必要はなく、むしろ手が届く範囲の実力であるほうが望ましいのではないでしょうか。
講師あるいは先生業とはお客さんを成長させてなんぼの商売です。
私が知っている哲学の先生で高い実力を持ちながらも
受講生に教える時は驚くほど目線を下げ、相手のステージに合わせることが出来る方がおられます。
稀有な方です。
私もこうなりたいなと思ったりしますが、まー難しいですよ。
一般的に専門職、技術職は
実力が上がるほど、経験年数を重ねるほどに自分が出来ることが当たり前になってしまって初心者の気持ちが分からなくなります。
お客さんの98%は初心者です。
彼らの気持ちを理解してあげるのは、ついこの間まで同じ初心者さんだったあなたではありませんか?
あなたは先生になってからでも成長できる
「私にはまだ実力がないから教える立場になれない」
と考える人は一つだけ見落としていることがあります。
それは先生になってからでも実力をつけることはできること。
私たちは私たち自身が思っている以上に「怠け者」です。
目的意識も危機感もない環境にいると成長は鈍化します。
であるならば自分が未熟なうちに
あえて人に教える立場になって自分を追い込んでみてはいかがでしょうか?
相手にバカにされないように努力しさらに勉強しますよね。
成長は加速しますよ。だってそこに危機感と責任感があるのだから。
先生とは?
そもそも先生って何よ?って話。
学校の先生を真っ先に思い出すんだけど
ふんぞり返って偉そうなのが先生じゃなくてさ。(ごめんね学校の先生)
先生とは教える人じゃなくて情報を流布する人の事じゃないかな。
気取らず、肩肘張らず
良い情報を共有(シェア)できる人=先生
こう定義すると気楽になりません?
シェアならfacebookのおかげで慣れっこになってるでしょ?ほらあなたも先生です(笑)
まとめ
長々とお読みいただきありがとうございます。
久しぶりに長文書きました。飽きてメルマガ書かなくなったのでタイプを打つ指が痙攣しそうです(苦笑)
今日の記事をまとめますと
「やりたいことはさっさとやっちゃいましょう」
ってとこですね(笑)
まとめると絶望的に薄っぺらい言葉になってしまいました(汗)
まあまあ…
私たちの人生は長いようでとても短いです。
あなたの人生の最後の目標が「先生」でしょうか?
いえいえ。そんな訳ありませんよね。
先生になった後も「経験したいこと」「成し遂げたいこと」が生まれてきますよ。
そんな未来のワクワクに出会うために
目の前のステージはさっさと成し遂げちゃいましょう。
大丈夫。死にはしませんから。ウフフ。
長々とお読みいただきありがとうございましたー!
追伸。というか最後にパン動画
おっと!このブログのテーマはパンだった!
思い出したので動画を共有いたしますね。ではまた