15Feb
先日バターロールの教室を実施しまして生徒さんから聞いたお悩みで
「バターロールの巻き目がのっぺりする」というのがありました。
今回作りましたバターロールは残念ながらのっぺりバターロールになってしまいました(苦笑)
バターロールの巻き目がくっきりあるかどうかは味に大きな影響がありませんが
見た目を気にされる方のために原因と解決方法を解説いたします。
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バターロールの巻き目がなくなる理由
バターロールの巻き目がはっきりと表れている例(生徒さん作品)
バターロールの巻き目がのっぺりするのは様々な原因があります。
生地が柔らかすぎる
パン生地の吸水量(水の配合量)が多い場合、バターロールの巻き目が出にくい(あるいは出ない)です。
目安として1~2%(ベーカーズパーセント換算)水分量を減らしてみましょう。
ホイロ過多
バターロールの最終発酵でやや発酵オーバーの場合
巻き目がなくなってしまうことがあります。
一般的にパンは最終発酵が短いほど成形時のフォルムが明瞭に表れ
最終発酵が長いほど形はぼやけます。
なのでホイロ時間を若干短縮することで巻き目もはっきりと表れます。
注意:
形を気にするあまり最終発酵を極端に短くすると、ボリュームも小さく
発酵不足のパンになります。
口溶けが悪い、日持ちのしないパンになりますので最終発酵時間の極端な短縮はやめておきましょう。
バターロール成形の注意点
美味しいバターロールを作るには適切な成形作業が必要です。
綿棒でしっかりとガスを抜き、丁寧に巻きましょう。
バターロールの巻き目がのっぺりする解決方法まとめ
解決策は次の順番で解決してください。
- ホイロ時間を再確認する。短縮して改善するかどうか検証してみる
- パン生地の配合を再確認する。場合によっては吸水を1~2%減らして検証してみる
以上バターロールがのっぺりとする理由と解決方法でした。