13Mar
パン教室でのデニッシュペストリーの魅力は何といってもフルーツをてんこもりにして焼き立てを味わえることです。
パンレシピナビでは冬限定の講座なので、3月末までしか開催しておりませんが
私も毎年楽しみにしています。
さて今日は洋菓子店のようなボリュームのあるデニッシュを作るための裏技をご紹介いたします。
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デニッシュペストリーのボリュームを出す「あるひと工夫」。
デニッシュには様々な成形があります。
その中でも一番基本的な成形が正方形や長方形カットして
クリームをトッピングしてオーブンへ。
焼いてからさらにクリームをトッピングしてフルーツを盛り付ける。
3~4月はイチゴが旬です。
イチゴとキウイをたっぷりのせてナパージュと粉砂糖でお化粧して出来上がり。
動画の成形方法はまり一般的に知られていないかもしれません。
私も成形の仕事に従事してずいぶん経ってから知りました。
3パターンありまして、今回動画で解説した方法が一番コストパフォーマンスに優れた方法だと思います。
断面 | 成形方法 |
---|---|
A:生地の上に短冊状に切ったデニッシュ生地を張り付ける。 | |
B:四角形にカットした生地にそのままクリームを絞って焼く | |
C:生地にナイフで切れ目を入れて、発酵終了後に中心の生地の層を一枚はがす |
Aの成形は生地をたくさん使うことになりますし、手間もかかります。
Bの方法だと、手間はかかりませんが見た目がどうしても不細工です。
Cの方法であれば、見た目もよくて無駄に生地を乗せるコストも手間も省けてとても便利。
私も先輩の職人さんから教えてもらったときは目からウロコが落ちましたよ。
コツはしっかりナイフで切り目を入れること。
端が切れていないとうまく剥がせないこともあります。
はがす時に、生地表面が少し乾いてからおこなうときれいにはがれやすいです。
これの応用で以下の成形もきれいに焼き上がります。
成形のアレンジ例 | |
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正方形にカットした生地の上から正方形のセルクルで角度を変えて溝を入れておく | 丸型のセルクルで抜いた生地の上から一回り小さなセルクルを押し当てて、溝を入れておく |
ちなみにセルクルで抜く○形は残生地がたくさん出ますので
パン教室向きではないかなと個人的には思いますけど(汗)
いろんな工夫をしてあなたの生徒さんを喜ばせてくださいね!