15Jun
「お金をもらうことに罪悪感を感じる」
「友達からお金をもらうのは気が引ける」
こんな悩みをよく聞きます。
パン教室の最初のお客さんは知人・友人、ママ友などなどから広げていくのが一般的な集客方法だと思いますが、そこで問題になるのが集金です。
ここではパン教室で上手な代金のもらい方についてお話しします。
パン教室にはレジがない。これって意外と問題なんです。
モノを買うとき、最終的に私たちは条件反射的にレジに並びます。
ところがもし、スーパーにレジが無かったらどうでしょう?
お店の出口で店長が財布を持って待っている。そこで支払い。
どうでしょう。最高にやりにくいですね(笑)
ところがこれ、パン教室でよくある風景なんですよ。
最後にお代金を徴収。
今まで和やかで楽しかった雰囲気が最後の帰り際に妙に張り詰めた空気になる(苦笑)
先生も「さー!お代金を支払ってください!」とも言いにくい。
生徒さんも「どの段階で支払ったらいいのかな?今かな?今かな?」
この微妙な緊張感でせっかくの和やかな雰囲気から現実に引き戻される。
後味悪いですよね。
どんなに原価ギリギリの教室価格にしても妙な罪悪感が生まれるのは実はパン教室にレジがないことが原因なのです。
本来、自宅のキッチンとは金銭の受け渡しなんて起こりえない場所です。
そんな場所で友人・知人からお金を戴くのは変な緊張感が生まれるのは至極当然の流れです。
ではパン教室にレジを置けば解決するのか?
そんな単純な話でもありませんよね(苦笑)
そもそもキッチンにレジがある方が不自然です。
教室が終わった後、生徒さんに
「ではこちらのレジでお会計をお願いします。」とやってしまうとそれこそギャグになってしまいます。
ではどうすれば良いのでしょうか??
ここで少しだけネットショップを例にしてみましょう。
私はAmazonで日常的に買い物をしています。
クレジットカード支払なので現金をやり取りしている感覚がありません。
カード会社の請求書を見るとその額の大きさにびっくりすることがあります。
もちろん買ったことを忘れてしまっている自分が悪いのですが
それぐらい手軽に簡単に支払いができる決済システムを備えているAmazonが素晴らしいですよね。
特にワンクリック購入はすごいです。
気が付いたら思わずクリックを押してしまう。
WEBマーケティングでは「EFO(Entry Form Optimizer)」という言葉があります。
訳すると「申込フォーム最適化」
優れた申込フォームを用意することで売り上げが倍増するという考えです。
楽天市場やAmazonでは会員(無料)登録をしておけば
購入の度にわざわざ住所や電話番号を申込フォームに入力する必要はありません。
ログインしていればいつでも手軽に(ワンクリックで)商品を購入することが出来ます。
また、お買い物カートに商品を入れたら
「この商品を購入した方はこちらの商品も合わせて買っています」
という表示と一緒に類似商品が表示される。
もちろんこれら類似商品もワンクリックで買い物カートに入れることが出来る。
優れた買い物カートの前では私たちの財布は緩みっぱなしです。
このようにして私たちはまるで呼吸をするかのように無駄遣いをしてしまうのです。
WEBマーケティングではこの申込フォーム最適化(EFO)を集客(SEO)と同じレベルあるいはそれ以上に重視します。
新規のお客様が申し込む場合、郵便番号を入力すれば住所が自動入力される入力補助機能。
リピート客が申し込む場合は名前とメールアドレスを入力するだけで購入手続きが完結される機能。
このような優れた機能をもつ申込フォームを備えていることで売り上げがガンガン上がります。
ネットショップを運営される方はAmazonや楽天市場など、すでに成功している事例を参考にビジネスを設計します。
パン教室でも申込方法最適化は考えていくべきことではないでしょうか。
まとめ
視野を広げて、他業界を見てみましょう。
ビジネスのヒントが山ほど転がっています。
特に日常的に使うようになってしまったAmazon・楽天市場はヒントの宝庫です。
ちなみに私は楽天市場の商品紹介ページを見てホームページのデザインを参考にすることもあります。
アフィリエイト、輸入(輸出)転売、ドロップシッピング、ネットワークビジネス。
世の中には「儲かる仕事」と呼ばれるものがたくさんあります。
胡散臭いのですべてシャットアウトするのも結構ですが
それらでビジネスを成り立たせている人が数多くいるのも確かです。
学べることはとてもたくさんありますよ。
次の記事では具体的に他業界のやり方をヒントにしたパン教室料金徴収のコツを解説いたします。