1Aug

日本のパンの原材料である小麦粉はカナダ産の小麦粉が大半です。
カナダ産小麦で作られる小麦粉で作ったパンの特長はボリュームが出やすく、断面が白くなります。
フランスでバゲットはフランス産小麦粉で作られます。
フランスの小麦粉はカナダの小麦粉と比べると
ミネラル分(灰分と呼びます)を多く含み、その小麦粉で作ったパンはボリュームも控えめで
断面はややクリーム色になります。
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日本の一般強力粉でフランスパンを作った場合
ボリュームが出て軽い味になり、冷めてからしばらくたつと皮が柔らかくなります。
(このことを戻りと言います。)
フランスパンは小麦粉に含有するミネラル量も味に影響しますので
白くボリュームの出る小麦粉よりも、ボリュームがほどほどでミネラルを多く含む小麦粉のほうが良いです。
また、フランスパンは生地を長くのばして作るという点もあります。
強力粉で作った生地は弾力が強く、延ばしにくい生地が出来上がります。
その面でもフランスパンに向いていません。
準強力粉とは製粉会社がフランスパン専用の小麦粉として販売している小麦粉のことです。
準強力粉は一般強力粉に比べるとたんぱく質の量がやや少なくミネラル分が多くなっています。
伸びやすい生地が出来上がりますので、フランスパンに向いています。