フランス菓子店『イル・プルー・シュル・ラ・セーヌ』の生菓子教室を読みました。

こんなに本格的な方の本なのに、すべて材料が５g単位なことに少し残念…

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椎名眞知子先生は有名な巨匠、弓田亨氏が代表を務めるフランス菓子教室の第一期生であの
弓田亨氏とともに何冊かレシピ本を出版されています。

どのレシピも工程もわかりやすく、仕上がりもやはり丁寧で美しいのにレシピが少し残念でなりません。

こんなに本格的な方の本なのに、すべて材料が５g単位なことに少しだけ違和感と不信感を覚えます。

というのも、お菓子は３g変われば味も食感も意図したものと違ったものが出来てしまいます。
弓田亨氏の書籍が理論的で数値も細かく、解説も必要以上に緻密なだけにギャップを感じる部分です。

こちらの本は分かりやすく、初心者でもフランス菓子を気軽に作ろうと思えるように編集された本なのかもしれません。
本物の味を知りたい私には作り方だけ参考にさせてもらっています。

しかし、行程は弓田氏の書籍と同様に非常に丁寧に説明されていますし
最初の基本の混ぜ方・泡立て方は基本でありながらも知らずにお菓子を作っている人も結構いるであろうポイントが集約されています。

スイーツの本で、ここまでどのお菓子にも食べ頃と美味しい食べ方が記載された本は無いのではないでしょうか。

お菓子を作ってプレゼントした時に「これ、いつまで持つ？」と聞かれた時に
「できるだけ早く食べてね」と答えるよりも

「○○日にこうやって食べるのがオススメだよ！」と言えるようになるとかっこいいので（笑）
そういった面ではこの本は定番のケーキやデザートについての知識もつくので見て損はないと思います。