15Aug
パンレシピNAVIでは下記の講座で食パン作りを詳しく述べてきました。
・ホームベーカリー解体新書(山型食パン)
・イギリスパン
・ハードトースト
・ラウンド食パン(中種法)
2013年1月時点ではまだ作成中の講座であり、
初級講座(パン教室講師養成講座)に盛り込む予定になっております宵種製法を解説いたします。
配合
【中種】
小麦粉 70
イースト 0.3
水 38
【本こね】
小麦粉 30
イースト 1.7
砂糖 5
塩 2
油脂 5
スキムミルク 2
水 24
宵種法は別名「低温熟成法」と呼ばれ
大手メーカーの製品でもこの製法を踏襲したパンを見受けられます。
前日に種を仕込んで10〜15時間発酵。
翌日に種と本こね材料を混ぜあわせて短時間でパンを作れます。
人手が少ないベーカリーでも早朝からすぐにこねることができます。
一般的な中種製法よりも発酵時間の長短によっての影響が少なく
2〜3時間程度であればさほどパンの出来に影響が表れません。
夏場は発酵温度が高くなりやすいので、過発酵になりやすく
対処法として中種の粉量を70から60へ変更し
その分水分量を減らして生地を作ります。
酸味が出やすいので緩衝剤として必ずスキムミルク(脱脂粉乳)を入れるのが特長です。
ソフトでボリュームのある食パンを焼く事が可能です。